「N高ならプログラミングが学べるらしい」と聞いて調べ始めた親御さんへ。
まず、いちばん誤解されやすいところから答えます。N高のプログラミング学習には「無料で受けられる課外活動」と「有料のパッケージ授業」の2種類があります。この違いを知らないと、費用の見積もりが数十万円ずれます。
内容も本気です。教えるのはドワンゴの現役エンジニアで、扱う言語はHTML・JavaScriptからGo・Scala・Docker・機械学習まで。「高校のパソコン部の延長」ではありません。
※資料請求は数分で完了します。入学の申し込みではありません。
こんな疑問はありませんか
- 「プログラミングが学べる」と聞くが、実際どこまで本格的なのか
- 追加でいくらかかるのか分からない
- 結局、進路や仕事につながるのか知りたい
\ 先に結論 /
- 入口は2つ。課外活動(追加費用の記載なし)と有料パッケージ
- 教えるのはドワンゴの現役エンジニア。未経験からOK
- まず課外活動で試し、続くと分かってから投資するのが安全
この記事を書いた人|さとみ
子を持つ母。わが子の進路も他人事ではないと感じ、N高等学校の2027年度募集要項・公式サイト・進路実績データをすべて読み込んで整理しました。体験談の創作はせず、出典つきの一次情報だけで書いています。
※本記事はN高グループ公式サイト・2027年度生徒募集要項(2026年8月確認)をもとにしています。講座内容・費用は年度で変わるため、最新は資料でご確認ください。
先に結論|2つの入口を混同しない

| 課外活動のプログラミング | プログラミングマスターズパック | |
|---|---|---|
| 位置づけ | 全生徒向けの課外活動 | +ONE授業の有料パッケージ |
| 費用 | 追加費用の記載なし | オンライン型 93,500円/通学型 137,500円(入学前購入の特典価格) |
| 内容 | 双方向ライブ授業+オリジナル教材+アーカイブ | 体系立てたカリキュラムで開発まで |
| 向く人 | まず触ってみたい・独学の補助がほしい | 本気でスキルを積みたい |
「N高はプログラミングが強い」と言われるとき、多くは前者の課外活動を指しています。つまり、追加のパッケージを買わなくても学習環境は用意されている、というのが出発点です。
何を学べるのか|言語のラインナップが本格的

公式に挙げられている学習内容はこうです(出典:プログラミング|N高等学校)。
- Web系:HTML&CSS、JavaScript、Node.js
- 開発環境:Linux、Git&GitHub、Docker、Redis
- アプリ・サーバー系:Swift&Xcode、Go、Scala
- データ系:Pythonと機械学習
ここで注目してほしいのは、Git&GitHubやDockerが入っている点です。これらは「プログラムの書き方」ではなく、エンジニアが実務で使う道具にあたります。趣味の範囲で終わらせず、仕事の現場に接続することを想定したカリキュラムだと分かります。
しかも公式には「プログラミング未経験者でも安心して取り組める」と明記されています。ゼロからでも入れる設計です。
誰が教えるのか|ドワンゴの現役エンジニア
N高の運営母体はKADOKAWAとドワンゴです。この強みがそのまま授業に出ています。
- 授業はドワンゴのエンジニアによる双方向ライブ配信
- 教材は完全オリジナル
- 過去授業はアーカイブで見返せる(自分のペースで進められる)
- 年2回のプログラミングコンテストがあり、ドワンゴの現役エンジニアが成果物に丁寧にフィードバック(出典:N/S高ならではの授業|N高等学校)
親目線で価値があるのは、最後の「フィードバック」だと思います。独学でつまずく最大の理由は、書いたコードが良いのか悪いのか誰も教えてくれないことだからです。プロが見てくれる場が年2回あるだけで、学習の質はまったく変わります。
※資料請求は数分で完了します。入学の申し込みではありません。
実際に何が作れるようになるのか

キャンパスでプログラミングを学んだ生徒による半年間の振り返り発表では、こうした声が紹介されています(出典:通学プログラミングコース 半年間を振り返り発表|N高等学校。※発表当時のコース名で、現在は+ONE授業に再編されています)。
- スマホアプリをリリースした
- ゲームを完成させることができた
- 自分の制作したものを、たくさんの人に使ってもらっている
「勉強した」ではなく「作って世に出した」という段階まで行く子がいる、というのがポイントです。
高校生のうちにアプリを公開した経験は、大学のAO・総合型選抜でも、就職活動でも、そのまま実績になります。成績表以外の武器を作れるのは、時間が自由になる通信制ならではです。
【親目線】費用をどう見積もるか
ここが実務的にいちばん大事なところです。
パターン1:課外活動だけ使う
学費は通常のコース分のみ。ネットコースなら3年間199,000円(先引き適用時)の範囲内で、プログラミング学習の環境がついてきます。
まずはここから始めるのが安全です。本人が続くかどうか見てから、投資を判断できます。
パターン2:+ONE授業のマスターズパックを追加する
プログラミングを本格的に学ぶ有料パッケージは、2026年4月に導入された「+ONE授業」のプログラミングマスターズパックにまとめられています。オンライン型と通学型の2つがあり、いずれもコースの学費とは別に加算されます(税込)。
- オンライン型:93,500円(入学前購入の特典価格。入学後は143,000円/チケット26枚)
- 通学型:137,500円(入学前購入の特典価格。入学後は203,500円/チケット37枚)
ここで見落としやすいのが場所の条件です。通学型を受けられるのは「新宿代々木」「梅田」の2拠点のみで、それ以外の地域からはオンライン型を選ぶことになります。オンライン型は全国どこからでも受けられます。
入学前に買うほうが約5万〜6万円安いという価格設定です。ただし、本人がハマるか分からない段階で先に買うのは、おすすめしません。「安いから今買う」より「続くと分かってから買う」ほうが、結果的に損が少ないと思います。
なお、+ONE授業はチケット制で、パックを買わずにチケット単品(1枚5,500円/3枚16,500円・5枚27,500円・10枚55,000円・30枚165,000円)で必要な分だけ受ける方法もあります。個別指導パックはオンライン型44,000円(入学後60,500円/11枚)、通学型55,000円(入学後82,500円/15枚)です。
※これらの金額は公式サイトの料金ページではなく、2027年度生徒募集要項(PDF)P.3に記載されているものです。公式サイトを探しても見つからない場合は、資料請求で届く募集要項をご確認ください。
ちなみに、以前は「通学プログラミングコース」という独立したコースがありましたが、2027年度のコース構成にはありません。現在は「ネットコース/週5コース/週3コース/週1+コース」+「+ONE授業」という組み立てで、プログラミングは+ONE授業側に整理されています。古いページがネット上に残っているため、検索すると今もコース名が出てきますが、現行の選択肢ではない点にご注意ください。コース本体の学費は学費の記事にまとめています。
よくある質問
プログラミングマスターズパックとは何ですか?値段はいくらですか?
2026年4月に導入された「+ONE授業」の有料パッケージで、プログラミングを体系立てて学ぶためのものです。コースの学費とは別にかかります。オンライン型は入学前購入で93,500円(入学後は143,000円)、通学型は入学前購入で137,500円(入学後は203,500円)です(税込)。通学型を受けられるのは新宿代々木と梅田の2拠点だけです。課外活動のプログラミングは追加費用なしで使えるので、まずはそちらで本人が続くか見てからの購入をおすすめします。
パソコンは何が必要ですか
ここは予算が16万円ずれるところなので、正確に押さえてください。公式Q&Aには「週5コース・週3コース・週1+コース・一部の+ONE授業(プログラミングや個別指導など)では、推奨スペック以上のMacBookシリーズが必要です」と明記されています。
つまり、ネットコースでもプログラミングの+ONE授業を取るなら、MacBookが必要になり得るということです。「ネットコースだから手持ちのパソコンでいい」と決めてしまうと、想定が大きく狂います。
- 推奨スペック:Apple M2チップ以上/ユニファイドメモリ8GB以上/SSD 256GB以上
- 価格の目安:公式表記で164,800円〜(2025年7月現在)。募集要項にも「学習ツールとして『MacBook Air』(約16万円)の購入が必要」と記載
逆に、課外活動のプログラミングだけを使うネットコースであれば、この指定には当たりません。どこまでやるかを決めてから、パソコンの予算を組むのが安全です。
数学が苦手でもプログラミングはできますか
Web系(HTML・JavaScript)なら数学の負荷は高くありません。ただし機械学習まで進むと数学が必要になります。まずはWeb系から入るのが一般的です。
進路にどうつながりますか
大学の情報系学部への進学、専門学校、高卒でのエンジニア就職と道は分かれます。作った作品(ポートフォリオ)が残るので、どの道でも材料になります。進路実績全体は就職・進学の記事を参照してください。
ゲームばかりして勉強しなくなりませんか
正直、ここは本人次第です。ただ「ゲームをする側」から「ゲームを作る側」に回った子は、勉強の目的が具体的になって伸びるケースもあります。心配なら、通学型で生活の骨組みを作る選択もあります(コースの選び方)。
まとめ|「まず課外活動から」が正解
- プログラミングの入口は2つ。課外活動(追加費用の記載なし)と有料パッケージ
- 言語はHTML・JavaScriptからGo・Docker・機械学習まで。未経験からOK
- 教えるのはドワンゴの現役エンジニア。年2回のコンテストでプロの講評がもらえる
- アプリをリリースする生徒もいる。成績以外の武器が作れる
- 費用はまず課外活動で試し、続くと分かってから投資するのが安全
講座の詳細ラインナップと、パッケージの正確な価格は募集要項に載っています。お子さんに「こういうのが学べるみたいだよ」と見せる材料として、まず資料を取り寄せてみてください。
※資料請求は数分で完了します。入学の申し込みではありません。
